日程:2005.10.3(月)〜10.5(水)
宿泊:ビーチホテルサンシャイン
【第2日目の続き】
6:30ホテル前にツアーの車が止まった。
といってもごく普通のバンで、参加者は私と同行人2人のみ。
さっそく乗り込み、最初の目的地である名も知らぬ浜辺へ向かう。
さすがにこの時刻になると辺りは薄暗い。
大きな黒いシルエットが木立の中に見え、
初めはただのカラスと思って気に留めていなかったが
ガイドの説明によればヤエヤマオオコウモリだという。
腕を広げると90cmにもなるらしい。
そういえば前日の夕方、ホテルの庭へ出たときも
これと同じ影がいくつも飛び交っていた。
うちの近所でも10cm程度の小さなコウモリなら見かける。
およそ9倍!!
南の島にはとんでもないやつがいるな…。
コウモリと分かったうえでじっくり眺めると、
ちゃんと枝に逆さにぶら下がっている。
「夕方」「黒くて大きな飛行生物」のキーワードで
単純にカラスと思い込んでしまうとは!
沖縄は関東とは生物層が違うのだから、
生物の正体が何か、自分の目で確認しないと駄目だな。
車の直前をオオヒキガエルが横切ったため、一旦停車。
本当にどこにでもいるね、オオヒキは。
道路脇の藪にゴソゴソ入っていく後姿を見送ったあと再び出発。
ホテルを出て1時間ほどで浜辺に着いた。
懐中電灯片手に引き潮の浜を散策。
ここにも大小さまざまなオカヤドカリがいた。
大きなものは貝が10cm、小さなものは1cmぐらい。
波の打ち寄せる音を聞きながら、やはりオカヤドカリは
こういう場所で生きているのが似合ってるなーと思う。
うちのオカヤドカリにももう少し手をかけてやらねば…。

(▲こんなのもいた。私の手より大きいクモ)
さらに砂上を照らしながら進むと、サーッと走り抜けるカニ。
早すぎてきちんと姿が見えない!
そしてガイドがある場所に向かった。
我々が見守っていると、戻ってきたガイドの手には大きなヤシガニが!!

(▲ナイトツアーのスター選手)
聞くと、行けば必ず見つかるというものでもないらしい。
それもなかなかのビッグサイズ。
私たちは運が良かったのだ。
本体は大人の手のひらぐらい。
ハサミは7〜8cmだが、これの4倍に達する個体もいるらしい。
しばらく観察・撮影大会と化した。
それまでヤシガニは「貝のない、オカヤドカリのでかいの」という
認識しかなかったが、実物を見るとまるで別物。
すごい迫力だ〜っ!!
砂に置くと、バックでささささっと逃げていった。
それをライトで追う。
しばらくして落ち着いたのか、前向きに歩き始めた。
どっち向きでも歩けるとは器用なものだと感心。
周囲の茂みで青白く光るものがいる。
ホタルの幼虫だ。
意外なほど明るく、草原一面あちこちにポツポツと光が見える。
成長が早いものは10月後半成虫になるそうだ。
しかしこの時期、生まれたばかりのものもいる。
(基本的にメスが大きく、オスが小さい)
懐中電灯を消すと、街灯も何もないので辺りは真っ暗。
明るいものといえばホタルの放つ静かな光と満天の星だけ。
大きな流木に座って上を見上げていると、
空が落ちてくるみたいでとても怖かった。
耳に入るのは波の音とコノハズクの鳴き声。
遠くに来たんだなあ…としみじみする。
浜辺をあとにして、御神崎へ向かう。
ここは断崖絶壁に建つ灯台があり、
夕暮れ時には絶好の夕陽スポットとなるそうだ。
しかしこの時はすでに夜。
一面真っ暗で展望台へ続く道の両脇の草むらでは
ホタルが光を放っていた。

(▲光の実体はこんな姿。左が頭、右がお尻)
舗装された道路にも出てくるので、踏み潰さないよう
気をつけて歩かなければならない。
展望台の上に立つと、はるか下方で波の砕ける音がする。
ライトを向けるが光はすべて闇に吸い込まれてしまう。
地元の人と一緒だと思うから平静でいられるものの、
そうでなければかなり怖い、夜の御神崎。
もちろん他の観光客と会うこともなかった。
階段を降りたところにジュースの自販機があり
そこだけ昼のように明るい。
少し前に設置されたばかりらしいが、
こういう場所にはもれなくヤモリがいるはず。
見ると、いたいた!
ホテルで見つけたのと同じようなのが、
自販機の前面、屋根の上、至るところに張り付いていた。
全部で何十匹いるのやら、見当もつかないほどの数!
めったに人が来ないのか、来てもヤモリなど相手にしないのか、
私が近寄っても全然逃げなかった。
かなり接近できて、手を伸ばせばつかまえられたかもしれない。

(▲ヤモリのフンだらけの自販機)
【次回に続く】
宿泊:ビーチホテルサンシャイン
【第2日目の続き】
6:30ホテル前にツアーの車が止まった。
といってもごく普通のバンで、参加者は私と同行人2人のみ。
さっそく乗り込み、最初の目的地である名も知らぬ浜辺へ向かう。
さすがにこの時刻になると辺りは薄暗い。
大きな黒いシルエットが木立の中に見え、
初めはただのカラスと思って気に留めていなかったが
ガイドの説明によればヤエヤマオオコウモリだという。
腕を広げると90cmにもなるらしい。
そういえば前日の夕方、ホテルの庭へ出たときも
これと同じ影がいくつも飛び交っていた。
うちの近所でも10cm程度の小さなコウモリなら見かける。
およそ9倍!!
南の島にはとんでもないやつがいるな…。
コウモリと分かったうえでじっくり眺めると、
ちゃんと枝に逆さにぶら下がっている。
「夕方」「黒くて大きな飛行生物」のキーワードで
単純にカラスと思い込んでしまうとは!
沖縄は関東とは生物層が違うのだから、
生物の正体が何か、自分の目で確認しないと駄目だな。
車の直前をオオヒキガエルが横切ったため、一旦停車。
本当にどこにでもいるね、オオヒキは。
道路脇の藪にゴソゴソ入っていく後姿を見送ったあと再び出発。
ホテルを出て1時間ほどで浜辺に着いた。
懐中電灯片手に引き潮の浜を散策。
ここにも大小さまざまなオカヤドカリがいた。
大きなものは貝が10cm、小さなものは1cmぐらい。
波の打ち寄せる音を聞きながら、やはりオカヤドカリは
こういう場所で生きているのが似合ってるなーと思う。
うちのオカヤドカリにももう少し手をかけてやらねば…。

(▲こんなのもいた。私の手より大きいクモ)
さらに砂上を照らしながら進むと、サーッと走り抜けるカニ。
早すぎてきちんと姿が見えない!
そしてガイドがある場所に向かった。
我々が見守っていると、戻ってきたガイドの手には大きなヤシガニが!!

(▲ナイトツアーのスター選手)
聞くと、行けば必ず見つかるというものでもないらしい。
それもなかなかのビッグサイズ。
私たちは運が良かったのだ。
本体は大人の手のひらぐらい。
ハサミは7〜8cmだが、これの4倍に達する個体もいるらしい。
しばらく観察・撮影大会と化した。
それまでヤシガニは「貝のない、オカヤドカリのでかいの」という
認識しかなかったが、実物を見るとまるで別物。
すごい迫力だ〜っ!!
砂に置くと、バックでささささっと逃げていった。
それをライトで追う。
しばらくして落ち着いたのか、前向きに歩き始めた。
どっち向きでも歩けるとは器用なものだと感心。
周囲の茂みで青白く光るものがいる。
ホタルの幼虫だ。
意外なほど明るく、草原一面あちこちにポツポツと光が見える。
成長が早いものは10月後半成虫になるそうだ。
しかしこの時期、生まれたばかりのものもいる。
(基本的にメスが大きく、オスが小さい)
懐中電灯を消すと、街灯も何もないので辺りは真っ暗。
明るいものといえばホタルの放つ静かな光と満天の星だけ。
大きな流木に座って上を見上げていると、
空が落ちてくるみたいでとても怖かった。
耳に入るのは波の音とコノハズクの鳴き声。
遠くに来たんだなあ…としみじみする。
浜辺をあとにして、御神崎へ向かう。
ここは断崖絶壁に建つ灯台があり、
夕暮れ時には絶好の夕陽スポットとなるそうだ。
しかしこの時はすでに夜。
一面真っ暗で展望台へ続く道の両脇の草むらでは
ホタルが光を放っていた。

(▲光の実体はこんな姿。左が頭、右がお尻)
舗装された道路にも出てくるので、踏み潰さないよう
気をつけて歩かなければならない。
展望台の上に立つと、はるか下方で波の砕ける音がする。
ライトを向けるが光はすべて闇に吸い込まれてしまう。
地元の人と一緒だと思うから平静でいられるものの、
そうでなければかなり怖い、夜の御神崎。
もちろん他の観光客と会うこともなかった。
階段を降りたところにジュースの自販機があり
そこだけ昼のように明るい。
少し前に設置されたばかりらしいが、
こういう場所にはもれなくヤモリがいるはず。
見ると、いたいた!
ホテルで見つけたのと同じようなのが、
自販機の前面、屋根の上、至るところに張り付いていた。
全部で何十匹いるのやら、見当もつかないほどの数!
めったに人が来ないのか、来てもヤモリなど相手にしないのか、
私が近寄っても全然逃げなかった。
かなり接近できて、手を伸ばせばつかまえられたかもしれない。

(▲ヤモリのフンだらけの自販機)
【次回に続く】
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