◆22日の夜。
そろそろ日付も変わろうかという時刻に
生物たちの部屋へ行った私は、
ハニーワーム成虫が羽化しているのを発見した。
捕らえてみると全部で5匹。
さっそくヒルヤモリのケージへ放す。
その時ケージ前面にヒルヤモリが1匹張り付いていた。
すぐさま蛾に反応し、狩りに来るヒルヤモリ。
そのうちコルクの陰からデブオスも姿を現し、
デブが2匹、もう一方が1匹の蛾を食べた。
残り2匹のハニー成虫は葉の陰などに隠れて
じっとしていたため、ヒルヤモリも発見できなかったらしい。
狩りは一時中断となった。
ここでふと「もう1匹のヒルヤモリは出てこないのかな」と思った。
ケージの一面は断熱シートが貼ってあるため
あとの三面から覗き込んでヒルヤモリの姿を探してみた。
でも全然見当たらない。
いつもなら「まあどっかに隠れてるんだろう」と
すぐ諦めてしまうのに、この日は妙に気になって
見つけるまで探す!という気分だった。
思えば何か予感があったのかもしれない。
◆ヒルヤモリが潜んでそうな、植木鉢の中やコルクの裏、
植物の葉の隙間など、しつこく覗いたが一向に姿がない。
扉を開けてがさがさやると、別の個体に逃げられそうなので
あくまでケージの外から目で発見するつもりだった私は
ライトを持ってきて、暗くて見えにくいところも
探ってみようかと思い始めた矢先…
鉢植えの向こう、ケージ床に敷いた砂の上に
薄い緑色の長いものが見えた。
鉢植えとガラス面との間は3cm程度だ。
その隙間に何かが落ちている。
一瞬植物の茎かと思ったが(実際、色も太さもそっくりだった)
ヒルヤモリの尻尾のようにも見える。
まさか…しかし見れば見るほど、ヒルヤモリとしか考えられない。
一気に嫌な予感が広がり、扉を開けてタッパをどかしてみた。
◆落ちていたのは間違いなくヒルヤモリだった。
腹を上に向け既に死んでいる。
驚いた私は寝ている家人を起こしに走った。
ヒルヤモリの死骸を取り出すと、部屋の気温が高かったせいか
もう臭いを発し始めている。
壁に張り付いている個体を確認すると、
間違えようもないデブオスが1匹、そしてもう1匹は
尻尾の根元から再生尾で足の指がきちんと揃っていた。
つまり死んだのはメスということになる。
メスを見た最後はいつだろう。
記憶を遡ってみれば、前日は壁に張り付く個体をちらっと見ただけで
それがメスなのかオスなのか確認はしていなかった。
しかしその前の日(20日夜)には、私も家人もメスを見た記憶がある。
ということは、メスが死んだのは21日朝〜22夜までの間。
それまでとても元気で、蛾を入れればすぐ狙っていたメス。
どうして死んでしまったんだろう。
いろいろ原因を考えた。
あれかもしれない、これかもしれないと
可能性はいくらでも浮かんでくる。
活動的でいつも美しい体を見せてくれたヒルヤモリメス。
こんなあっけなく失うことになるとは。
ショックは大きかったが、臭いが出ていたこともあり
ケージ内をすぐ掃除することにした。
◆タッパや鉢植え、水入れなどを取り出し
小箱を使ってヒルヤモリを追い込む。
最初に捕まった太ってないほうのオス(オス2号と呼ぶ)は
小さいプラケに移し、続いてデブオスも捕獲。
デブオスはそのまま小箱に入っていてもらう。
タッパの中の水苔を捨て、ケージ内で使っていたもの
すべてをスポンジでこすり洗い。
ケージの汚れもお湯で綺麗に洗い流した。
砂を何度か洗ったあと、再びセッティング。
脱走されることもなくヒルヤモリたちをケージに戻した。
その後深夜ではあったがメスを埋めに行く。
生きてた頃の可愛い姿を思い出すと悲しくてならない。
でも間違いなく死ぬ原因を作ったのは私なんだろう。
飼育に慣れてなあなあになってのは事実だから。
その思い上がったところがヒルヤモリの死につながった。
これからは可愛い可愛いとそればかりでなく、
生物の生命を預かってるんだと思って
きっちり飼育したいと思う。
(1ヶ月前のイモリの教訓がまったく生きていない。
何を考えてたのだろう…馬鹿すぎる)
そろそろ日付も変わろうかという時刻に
生物たちの部屋へ行った私は、
ハニーワーム成虫が羽化しているのを発見した。
捕らえてみると全部で5匹。
さっそくヒルヤモリのケージへ放す。
その時ケージ前面にヒルヤモリが1匹張り付いていた。
すぐさま蛾に反応し、狩りに来るヒルヤモリ。
そのうちコルクの陰からデブオスも姿を現し、
デブが2匹、もう一方が1匹の蛾を食べた。
残り2匹のハニー成虫は葉の陰などに隠れて
じっとしていたため、ヒルヤモリも発見できなかったらしい。
狩りは一時中断となった。
ここでふと「もう1匹のヒルヤモリは出てこないのかな」と思った。
ケージの一面は断熱シートが貼ってあるため
あとの三面から覗き込んでヒルヤモリの姿を探してみた。
でも全然見当たらない。
いつもなら「まあどっかに隠れてるんだろう」と
すぐ諦めてしまうのに、この日は妙に気になって
見つけるまで探す!という気分だった。
思えば何か予感があったのかもしれない。
◆ヒルヤモリが潜んでそうな、植木鉢の中やコルクの裏、
植物の葉の隙間など、しつこく覗いたが一向に姿がない。
扉を開けてがさがさやると、別の個体に逃げられそうなので
あくまでケージの外から目で発見するつもりだった私は
ライトを持ってきて、暗くて見えにくいところも
探ってみようかと思い始めた矢先…
鉢植えの向こう、ケージ床に敷いた砂の上に
薄い緑色の長いものが見えた。
鉢植えとガラス面との間は3cm程度だ。
その隙間に何かが落ちている。
一瞬植物の茎かと思ったが(実際、色も太さもそっくりだった)
ヒルヤモリの尻尾のようにも見える。
まさか…しかし見れば見るほど、ヒルヤモリとしか考えられない。
一気に嫌な予感が広がり、扉を開けてタッパをどかしてみた。
◆落ちていたのは間違いなくヒルヤモリだった。
腹を上に向け既に死んでいる。
驚いた私は寝ている家人を起こしに走った。
ヒルヤモリの死骸を取り出すと、部屋の気温が高かったせいか
もう臭いを発し始めている。
壁に張り付いている個体を確認すると、
間違えようもないデブオスが1匹、そしてもう1匹は
尻尾の根元から再生尾で足の指がきちんと揃っていた。
つまり死んだのはメスということになる。
メスを見た最後はいつだろう。
記憶を遡ってみれば、前日は壁に張り付く個体をちらっと見ただけで
それがメスなのかオスなのか確認はしていなかった。
しかしその前の日(20日夜)には、私も家人もメスを見た記憶がある。
ということは、メスが死んだのは21日朝〜22夜までの間。
それまでとても元気で、蛾を入れればすぐ狙っていたメス。
どうして死んでしまったんだろう。
いろいろ原因を考えた。
あれかもしれない、これかもしれないと
可能性はいくらでも浮かんでくる。
活動的でいつも美しい体を見せてくれたヒルヤモリメス。
こんなあっけなく失うことになるとは。
ショックは大きかったが、臭いが出ていたこともあり
ケージ内をすぐ掃除することにした。
◆タッパや鉢植え、水入れなどを取り出し
小箱を使ってヒルヤモリを追い込む。
最初に捕まった太ってないほうのオス(オス2号と呼ぶ)は
小さいプラケに移し、続いてデブオスも捕獲。
デブオスはそのまま小箱に入っていてもらう。
タッパの中の水苔を捨て、ケージ内で使っていたもの
すべてをスポンジでこすり洗い。
ケージの汚れもお湯で綺麗に洗い流した。
砂を何度か洗ったあと、再びセッティング。
脱走されることもなくヒルヤモリたちをケージに戻した。
その後深夜ではあったがメスを埋めに行く。
生きてた頃の可愛い姿を思い出すと悲しくてならない。
でも間違いなく死ぬ原因を作ったのは私なんだろう。
飼育に慣れてなあなあになってのは事実だから。
その思い上がったところがヒルヤモリの死につながった。
これからは可愛い可愛いとそればかりでなく、
生物の生命を預かってるんだと思って
きっちり飼育したいと思う。
(1ヶ月前のイモリの教訓がまったく生きていない。
何を考えてたのだろう…馬鹿すぎる)
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