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はじめてのレオコ
カエルとヤモリの飼育日記
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日程:2006.4.23(月)〜4.25(水)
宿泊:石垣シーサイドホテル

【第1日目の続き】

黒島に到着。
ここでも竹富島ほどでないにせよショップスタッフが
船から下りた観光客に声をかけていた。
我々も「すぐ近くだから」というアピールに惹かれて、
あるレンタサイクルを選択。
スタッフに連れられて歩くこと1〜2分、歩道にずらっと
自転車が並んでいる民家(?)を発見。
料金を払い、島の案内図を渡されたあとは
「どれでも好きなの乗っていいですよ、
返すときはカギつけて置いといてくれればいいから」
と大らかな説明があった。
さっそく自転車に乗り込むと、真っ直ぐな舗装道路を
ビジターセンターに向けて出発。
薄曇の空だが、時折雲の切れ間から大陽がのぞくので
思ったよりは暑い。
ショップを過ぎてすぐ、反対側の歩道を何かついばみながら
歩いているニワトリを見つけた。
こんなところをのんびり歩いていて、
この島には捕食者がいないのだろうか?
ニャアニャアとやかましい声が遠くのほうから聞こえてくるので
猫でもいるのかと思ったら、どうやらウミネコらしい。
しかし姿を確認することはできなかった。

その先、周囲は一面の牧場だった。
鉄線で仕切られた向うは牧草牧草牧草牛牛牛…
はるか彼方まで草と木と牛の世界。
牛の側には白い大きな鳥(白鷺?)が寄り添っている。
緑の草木、黒い牛、白い鳥の取り合わせが綺麗だなー。
「黒島は牛の島」とガイドブックに書いてあったのを思い出す。

沖縄042
沖縄043

(▲地平線が見える)

見渡す限り牧場という景色は爽快だ!
普段ゴチャゴチャした街でせせこましい生活を送っていると
こういう光景は贅沢に見えるのかもしれないなぁ。
ちょっと自転車をとめて撮影タイム。
足元の草むらからはバッタやコオロギの仲間が
ぴょんぴょん飛び出してくる。
夜になったらこの牧場にもいろんな夜行生物が姿を見せるのだろうか?
日帰りなのが残念。

沖縄041

(▲不思議なクモ発見)

その後道に迷ったりしながら黒島ビジターセンターに到着。
建物の前は木に囲まれた空間になっていて、
すぐ近くの海岸から吹いてくる風が気持ちいい!
こんな場所でベンチ出して昼寝したら最高じゃない?などと
話しつつ中に入ると管理人は不在だった。
解説文をを読んでいると、展示物の陰にヤモリの死骸が…
今回の旅で初めて見た爬虫類が死骸とは。
センターの次は仲本海岸。
ここはシュノーケリングポイントとして有名だが、
私が行ったときは時間が合わなかったらしく
これといって生物は発見できず。
遊歩道を散歩しようと思っても、
草が繁茂して足場がないので断念。
たぶん観光シーズンはきちんと整備しているんだろう。
ここではオカヤドカリ以外の生物には出会えなかった。

沖縄044

次の目的地は黒島灯台。
だがその手前に小さな横道があったので
興味をひかれて行ってみることに。
アダンの実が落ちているので上を見上げるとヘンな姿の鳥が
大きな声で鳴いていた。
この島は鳥が多い。
灯台へ向かう途中でクジャクが飛び立つのを見たし、
あちこちの木上から聞いたことのない鳴き声が聞こえてきたりする。
その小道付近でも種類の違う鳥がギャアギャアと鳴き交わしていた。
小道の先には石碑があった。
周辺の砂地には海岸では見られないほど大きなオカヤドカリが!
それも数えられないほどたくさんいる。
アダンを食べに来たのだろうか?
それとも石碑付近をねぐらにしているのだろうか?

沖縄046

(▲オカヤドカリの好物アダンの実。地面にもたくさん落ちていた)

何の碑か分からなかったので、写真撮影はやめておくことにした。
鍵がかかっていて灯台には登れず。
仲本海岸といい、灯台といい、観光シーズン外すと
こういうことがあるんだなぁ。

沖縄038
沖縄039
沖縄040

(▲黒島灯台付近の海)


再び自転車に乗り込み、灯台から集落目指して出発。
ここも周囲は牧場しかなく、だだっ広い中1本通った道は
舗装されておらずわだちででこぼこ、
おまけに水たまりがあちこちに出来ている。
なんとか通り抜けると東筋集落、さらに進んで黒島小中学校前に出た。
(途中で林の中で飼われているヤギ発見。
薄暗がりの中みんなでじっとしてる様はちょっと恐かった)

沖縄045
沖縄047

(▲途中の牧場にいた牛たち)

その日、学校は休みだったらしく生徒の姿は見当たらなかった。
付近に「乾震堂」があり、周囲はちょっとした林になっていたので
中を見てみると、木の洞で大きなゴキブリが寝ていた。
覗くんじゃなかったよ。

沖縄049

(▲この奥でゴキブリが眠る…)

両生類爬虫類はいそうにないので、
学校のすぐそばに建っている展望台に上ってみる。
位置的には島の中央辺りだ。
そんなに高くはないが、島が平坦なので周辺が一望できる。

沖縄048

上から見てみても黒島は本当に牧場だらけ。
ポツポツと点在している黒い点は牛だろう。
緑地の間を縫うように延びている道には時折観光客の姿が見える。
我々と同じくレンタサイクルで廻っているようだ。
しかしその数は両手で数えてお釣りが来るほど。
この時期観光客は少ないのだろうか。
それとも展望台から見えにくい海岸にいるのだろうか。

学校を回りこむようにして保里へ。
帰りの船の出航時刻は17:40。
それまで余裕時間があるのでとりあえず港の待合室で一休み。
駐車場にはカギ付きの原付がズラリと並んでいた。
島外に持ち出せないので盗む人がいないのかもしれないが…
しかしイタズラで遠くに乗り捨てられる可能性もあるのに
カギをつけっぱなしで大丈夫なのだろうか?
そういえばある八重山の島では財布をなくして丸1日たっても
落とした場所で見つかるという。
つまり誰も盗もうとしないわけだ。
(拾って届ける人もいない、といえるけど)
島の平和さを実感すると同時に、
まず人を疑うことからスタートする自分がちょっと悲しくなった。

さて休憩を取り体力回復したところでまだ時がある。
地図を見るとウミガメの産卵場所になっている「西の浜」がすぐ近くだ。
往復時間を計算すると余裕で間に合うことが判明。
ウミガメの姿は期待できないが、せっかくなので
行ってみることにする。

舗装も何もされてない山道はわだちだらけでデコボコになっていた。
更にここにもところどころ茶色の水たまりが!
元が柔らかい土なので、先ほどの牧場周辺の道より
悪路になっている。
鬱蒼と茂る木々の中、周囲を見回す余裕もないまま進んでいくと
やがて行く手に巨大な水たまりが出現した。
途中でスピードが落ちても足もつけない広さだ。
かといって速度が速くてもバランスを失いかけないので
慎重に自転車をこいでいく。

水たまりを過ぎてやっと周りに目が行くようになったので
あたりを見回すと、色とりどり大小さまざまなチョウが
飛び交っている。
本土で見るのとは違う種類なのか、見慣れないものが多い。
細い道を行けども行けども浜に出る気配がない。
おかしいと思って引き返すと、さっき必死に通り過ぎた
水たまりの右手に「西の浜」の看板発見。
足元に夢中で気付かなかったらしい。
西の浜へ下りてみる。
が、オカヤドカリ以外生物を見つけることはできなかった。
そうこうするうちタイムアウト。
ショップに自転車を返して17:20港の待合室へ移動。

沖縄051

(▲西の浜)

17:30八重山フェリーが到着。
私たちの乗る安永観光ももうすぐ来るはず…
と思って待ち続けても一向にやってこない。
不安になって売店の人に尋ねると、安永最終便は
18:10に変更されているという。
石垣市街地に置いてあったパンフと違うじゃないか!
遅い時刻変更だからいいようなものの、繰上げだったら
石垣島に帰れないところだった。

時間が余ったのですぐ横の堤防へ。
その先は波に削られた奇妙な形の岩があった。
かなり大きく、下がちょっとした砂地になっているようだ。
面白い写真が撮れそうと期待しながら近寄ると、
堤防の上に猫の死骸が…。
一気にやる気をなくして待合室へ戻ることにする。
帰り道の両脇はゴミだらけだし…
ああ、こっち来るんじゃなかったな。

沖縄050

(▲黒島港付近の海)

【次回に続く】
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